呉寶春(ウー・バオチュン)さんは、きっと台湾で最も知られたパン職人さんだと思う。
2010年のクープ・デュ・モンド・ラ・ブーランジュリーのマスター大会で優勝するやいなや時の人となって、ついには呉さんの映画までもが作られたという。
その優勝した大会で作られたのがこの「茘枝玫瑰麵包」(ライチとバラのパン)で、ベーカリーの看板メニューにもなっている。
私がはじめて「呉宝春麥方店」に行ったのは、2013年。台北1号店が誠品生活松菸店の地下にできてばかりの時。市政府から松山文創園区に向かうまで、向こう側から歩いてくる人のほぼ全員が呉寶春の黄色いふちの紙袋を持っていて驚いたのもつかの間、お店に着いたら着いたで大行列で二度驚いた。(お店は2018年に松山から象山に移転しました)
その3年後、2016年のお正月に高雄の本店に行ってみたらまた大行列でその根強い人気に驚いたものだった。懐かしいな。
もうひとつの看板メニューは、2008年に同大会で呉シェフが出品した「酒釀桂圓麵包」。龍眼と赤ワインのパンで、どちらかというと私はこちらのほうが好きかも。
このふたつのパンが特に有名ですが、台湾ならではの「ネギパン」があったり、バゲットがあったりとパンの種類もいろいろ。パイナップルケーキやジャムなどもあります。
私は、呉シェフのベーグルも好きです。
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