月に一度の、おたのしみ。

いまでも、月にいちどパン教室に通っています。ブラッシュアップ、なんてかっこいいことではないけれど、同じ趣味をもつ方たちとともにする時間ってなかなか得がたい時間なのです。

私がパンを焼き始めたのは、引っ越し先のお隣りさんがパン教室の先生だったから。日々ただよってくるパンのこうばしい香りと、おすそ分けでいただくパンのおいしさに、自分でも焼きたくなって、いつの間にやら徒歩0分のパン教室に通うようになりました。

そんな、何気なく始めたパン作りも、かれこれ10数年になりました。自分が夢中になるきっかけって、どこでひょっこり出会うのか、わからないものです。

朝食べるためにお気に入りのパンを買っておくと早起きも苦じゃなくなったり、大きなパンを焼いてみんなで食べるとひとりで食べるよりずっとおいしく感じたり。私はパンが好きだけれど、パンが連れてきてくれるそんな小さなしあわせが、より、好きなんじゃないかと思うのです。