このクッキーをいただくまで、私はヒロクランツという素敵なお菓子屋さんが新潟にあることを知りませんでした。
このクッキーを選んでくれたのはお仕事でご一緒させていただいた方なのですが、今は退職されているのでよほどのミラクルな偶然がない限りお会いすることはかないません。
とても感じのいい若者だったのだけどなぁ。今は何をしているのかなぁ。
私の頭の中では、東京の地下鉄路線図みたいな感じで、ひとりひとりの線が時にはまっすぐ、ときには円を描いてみたり曲がったりしながら進んでいて、誰かの線と交わったところが「出会い」というイメージなのです。
その交わった点が一瞬でなくなる場合もあるし、ずっと続くこともあって、そのひとつひとつの点の深さがないと私の路線図はとても平坦なものになって、すなわち「つまらない」ってことなのだろうと理解しています。
これから描き続けていくだろう線も、立体的であってほしいなぁ。
なかなか東京から出られない日々ですが、落ち着いたら新潟に行ってヒロクランツさんのクッキーと再会したい気持ちになりました。
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