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燔薯王/台北


「台湾焼き芋の会」が仮にあるとするなら、私は入会したい。ほんとうに。


6月の台北で突如焼き芋にはまった話は邀月茶坊でもちらりと書いたけれど、訪台された際にはだまされたと思ってぜひ一度コンビニのでいいので焼き芋を食べてみていただきたい。


日本の焼き芋は(最近はいろいろな品種があるのでそうとも限らないけれど)どうも「ほくほく」が主で、口の中の水分をぜんぶ持っていかれるのが嫌、と毛嫌いする人がいる。(実際に私は数人知っている)気持ちは、分からなくもない。

私自身は、芋・栗・かぼちゃ、ほくほく系すべてが大好物なので、むしろほくほくウェルカムですが。


台湾の焼き芋は往々にして、しっとり。そのままでスイートポテトみたいな食感と甘さがある。焼き芋を食事として食べていると、あたかもスイーツビュッフェに行ったみたいにずっと甘いものを食べていられる幸せに浸れる。(ちょっぴり盛りました。ごめんなさい)


そしてもっと焼き芋を極めたいなら専門店。燔薯王は東門市場に面した金山南路一段沿い、東門市場から北側に少し行ったところにあって(阿才方向)、数種類の焼き芋が売っています。


実は私自身もわざわざ行ったわけではなく、目的は土生土長で馬告を買うことで、その途中偶然見つけたのです。焼き芋の神様ってやっぱりいるな、と思いました。


焼き芋を愛する一個人からひとつアドバイスを。

台湾でおいしく焼き芋を食べるために、お気に入りのお塩をスーツケースに忍ばせておくことをおすすめします。

台湾の焼き芋、とにかく甘いです。ねとーっと甘いので、1/3くらいそのまま食べた後で、ちょっぴり塩を振りながら食べるとまた違ったおいしさになるのです。


大切なことなので二度言いますが、ぜひだまされたと思って焼き芋、食べてみてくださいね。

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